携帯電話の豆知識
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携帯の電波は2km程度しか届きません。
固定電話では声を電気信号に変えていますが、携帯電話では声を電波に変えて基地局まで送って、基地局からは電話回線を通して、電気信号に変えて送ります。
声を電波にする方法「アナログ方式」「デジタル方式」
「アナログ方式」
声の形をそのまま電波の強さにして送る方式
[特徴]
電波は周りの影響で形が少し変わってしまい、相手に届く声の形も変わってしまい音質が悪くなります。
現在のテレビ放送は「アナログ方式」のため、台風などの影響で電波が乱れ、映像も乱れてしまいます。
「デジタル方式」
声の形を数字のデータにして、その数字テータを電波で送る
[特徴]
数字をコンピュータに計算させて、データ数を「アナログ方式」に比べて少なく出来る。つまり、それだけ多くの人が電話をかけられる事になります。また、途中で波の形が変わっても、元の声に近いまま送れます。
基地局
基地局は携帯電話から送った電波を受け取っています。基地局はどこにいても携帯電話が使え、更に何台の携帯電話が同時に使われていいように多くの場所に設置されています。電話するときは、最も近い基地局に電波を送るようになっている。また、基地局は携帯電話がどこの位置にいるかを判断し、通話中か、電波が届くところにいるか、電源が入っているかを知っています。
交換機
交換機は基地局と別の基地局間を結ぶ役割をしています。例えば、遠くにいる人に電話をかけた場合、交換機は別の交換機と連絡を取り合う。交換機は電話会社にそれぞれ設置されているため、違う携帯電話会社の携帯電話に電話をかけた場合、相手の携帯電話会社の交換機とやりとりするため、同じ会社のときより、多少時間がかかります。
交換機にはホームメモリと呼ばれる個人情報(今どこに携帯電話があるか、今月通話した時間等)を記録したメモリがあります。ホームメモリは自分が携帯電話を契約したときに、近くの交換機のみに設置します。他の交換機にはそのホームメモリがどこにあるかという情報だけを記憶してあります。交換機にたどり着いた情報は、その交換機のホームメモリを見にいき、誰が電話をかけているか記憶します。次に、相手先の電話番号のホームメモリを見に行き、相手の携帯電話の位置を調べ、そして相手の携帯に一番近い交換機へ繋がります。